
妊娠中でVIO脱毛を受ける時に注意すべきことって何?
近年、エステやサロン、クリニックでの永久脱毛が広まり、多くの人がお手軽な価格で脱毛を受けられるようになりました。脱毛の方法、価格、脱毛回数、コースなどに加えて、脱毛部位も選択肢が広がりました。昔は、ワキや手足ぐらいしか選択肢がないエステが多かったのですが、今や背中やおなか、顔、手足の指からvio脱毛まで、ほぼ全身の脱毛が受けられるようになりました。vioとは、アンダーヘアーの部分のことで、vがVゾーン、oが肛門周辺、iが両者の間となります。
妊娠中の方のvio脱毛は、エステやクリニックによっては受け付けていない場合があります。これは、脱毛部位が問題なのではなく、脱毛による痛みやストレスで、気分が悪くなったり、最悪は流産するというような危険を防止するためです。脱毛する部位は、皮膚のごく表面なので、脱毛によって胎児や子宮に直接悪影響があるためではありません。
vio脱毛は、デリケートな部分なので、妊娠中でなくても、痛みや恥ずかしさがあります。痛みに関して言えば、もともと痛みを感じやすいデリケートな部位なので、他の部位よりも痛く感じます。光脱毛やレーザー脱毛を受ける場合は、光やレーザーは黒い色に反応するため、他の部位のむだ毛よりも濃く太いアンダーヘアーは、より痛く感じるのです。
また、日焼けや色素のため、皮膚の色が黒い場合も、その色に反応するため、他の部位よりも色素が濃いvio部分は痛く感じるのです。妊娠中は、体の変化が大きいので、普段よりも特に痛みを感じやすくなったり、脱毛後に赤くなったり腫れたりする可能性があります。また、痛みによるストレスを避けるため、痛すぎる場合はその旨を伝えて、施術者に光やレーザーの出力を落としてもらいましょう。また、レーザー脱毛よりも光脱毛の方が、痛みが少ない傾向があるので、こちらを選ぶという方法もあります。
恥ずかしさに関する心配としては、デリケートな部分を見せることや、おりもので濡れる心配があるかもしれません。しかし、施術する人は、毎日毎日、何人も、何十人もの人の脱毛を行っているので、全く気にならないそうです。もしどうしても気になるようでしたら、施術の前にウェットティッシュなどで拭いておくと良いでしょう。普段からおりものの多い人でなくても、妊娠中は、おりものの量が増えやすいそうです。
妊娠によって、胎児を守るためにホルモンのバランスが変化し、膣内をおりもので濡れた清潔な状態にし、外界の細菌などの感染から守っているのです。そのため、普段よりもサラサラしたおりものが増える人が多いようです。ただし、妊娠中のおりものの色や量、粘性や匂いには個人差があり、中には妊娠の異常の兆候であることもあるので、注意しましょう。
いずれにせよ、施術する人は、vio脱毛において、おりものの濡れなどは気にしていないので、過度に緊張する必要はありません。妊娠中で特に注意するのは、痛みやストレスなどを極力少なくすることです。